アクアポニックスのチェック項目
ベランダでアクアポニックスシステムを作りました。
通常、アクアポニックスシステムをうまく稼働させる為にはどのような項目をチェックしなければならないでしょうか?
アクアポニックスシステムを導入後、野菜は順調に成長しています。
昨日、気温が下がったのに水温を上げてなかった為、魚が低水温に耐えられませんでした。
どのようなシステムでも温度管理は必要ですね。
そこで、アクアポニックスシステムにおいて必ずチェックしなければならないです項目について、ご説明いたします。
アクアポニックスシステムは魚、微生物、植物という3種類の生物をバランス良く同時に育てるため、それぞれの生き物にとって適切な生育環境が必要です。
大前提としてこの3種類は生物なので
まず、気温、水温、日光を管理しないといけません。
水温管理については魚によりますが、おおよそ25℃くらいがベストです。
魚のフンや餌などからアンモニアが発生、それが水に溶けるとアンモニウムイオンとなります。
ここから、専用タンクでニトロソモナス菌、ニトロバクタ―菌により野菜が吸収できる硝酸塩に変換します。
このニトロソモナス菌とニトロバクタ―菌が一番繁殖しやすい温度は同じく25℃となっています。
水質について>
水道水を使う場合は殺菌のため入っている塩素を中和しなければいけません。
塩素は魚、微生物、植物には有毒だからです。0mg/Lが基準となっています。
PH値、水素イオン指数は
魚類は6~8の間
微生物7~9の間
植物5~7の間
この3種類の値を参考にシステムとしては6.5~7.5の範囲が安全値でと言えます。
魚と植物の量の調整は少し難しいですが、葉物野菜で計算すると1Kgの魚に6~10株の野菜が良いとされています。
原則的にはこのシステムには鉄(Fe)分が補充する必要があります。
その他にチェックしないといけない項目としては硝酸塩濃度があげられます。
こちらは10~150Mg/Lの間が良いようです。
この間の値に保てれば、システムには大きい問題がでないと考えて良いと思います。
以上、アクアポニックスシステムについてご説明させていただきました。
ご参考になれば幸いです。
Facebookコメント